「倍返しだ!!」by半沢直樹

 今日は、私がこのブログを書いている理由の1つを書こうと思います。

 理由の1つは「倍返し」です。私はドラマ「半沢直樹」が大好きで、毎週観ています。そのドラマの中で「倍返しだ!!」というセリフが出てくるので、使わせてもらいました。

 私は平成28年2月に自殺未遂をして、総合病院に救急搬送され、精神科単科病院閉鎖病棟に転院し、開放病棟に転棟、自宅療養期間を経て、社会復帰しました。自宅療養中に躁転して、双極性障害ということがわかりました。社会復帰するまで、本当に多くの方のお世話になり、色々な制度に助けられました。感謝しています。今これを読んで下さっている方の税金も使わせてもらったと思います。ありがとうございました。

 復職して落ち着いてから、自分に何ができるか考えるようになりました。当時書き始めたブログがこちらです。

 令和2年の秋から6月上旬にかけての鬱症状は、非常に辛いものがありました。永遠と続く自己否定感と自責感に苦しめられました。服薬もしましたが、効果はなく「死ぬしか解放されない」との想いから、何度自死を考えたか数えきれません。自殺報道を観れば羨ましく想い、自分も同じ方法ができないのか考えました。一番鬱症状がひどかったときは、コロナ騒動真っ只中でした。「こんな時に、自死行為なんて、迷惑この上ない」と必死で我慢しました。失敗すること前提なのが、自分でも笑ってしまいますが、当時は真剣に悩んでいました。コロナ騒動がなかったら、現在存在していなかったかもしれません。

 その鬱症状から解放されて、再度「私に何ができるのか」と考えるようになりました。そして、このブログを始めました。まだ使い方がわかりませんが、広告収入システムがあるようです。以前は「ブログは無料ブログ」と思って、双極性障害についてアメーバブログで書いていました(こちら)。私の双極性障害についての体験や思ったことを、お金に変換するのが嫌だったんです。

 お金に変換する理由が嫌だった理由は、「私の双極の体験を、お金でチャラにされたらたまらない」からです。私は双極性障害になりたかったわけではありません。双極性障害の症状も、体験したくて体験したわけではありません。私は普通の平穏な人生を歩みたかったです。双極性障害でなかったのなら、どんな人生が待っていたのだろうと、悔しい想いもあります。

 でも、現実は、私は双極性障害です。季節性があるので、毎年鬱症状を体験することになります。私自身は、鬱症状はもう懲り懲りです。二度と経験したくありません。今すぐ双極性障害から逃げ出したいです。でも、色々勉強し、検討した結果「波から逃げることはできないな」と観念しました。そして「双極性障害と共に生きるしかない」という結論になりました。もちろん、今後考えが変わることはあると思います。でも、現状では「体質みたいなもの。付き合っていくしかない」と思っています。

 「双極性障害と共に生きる」と言っても、これまで散々苦しめられてきました。本当に心の底から仲良く一緒に生きるのは難しいです。「憎みつつも、仕方ないので一緒に生きてやる」という表現が、私の心情に一番近いです。

 「双極性障害に仕返ししたい」という気持ちもあります。私は30代後半まで双極性障害であることに気づかず過ごしてしまいました。失った時間を振り返るだけで、脱力します。もっと早く気づきたかったです。もっと早く気づいて対処していたら、何ができたんだろうと、悔しく想います。

 「双極性障害に仕返しする」方法を考えた時に、色々な方法が思い浮かびます。その中で私が選んだ方法は①これからの自分の双極の波をそれなりに乗りこなす②私以外の双極性障害で苦しんでいる人に役立つ情報提供する、です。①に関しては、双極性障害ではない人と同じような穏やかな人生は諦めています。ある程度の波は襲って来るので、溺れない程度に波を乗りこなすしかないと、様々な方法を試しています。これについては以前ブログ記事にしました(こちら)。②に関しては、現在は、ピアカウンセラー&薬剤師としてちょっとしたボランティア活動、ちょっとしたライターとしての執筆活動、になります。そして、このブログも②の活動に加えようと思っています。私の、双極性障害と共に生きる姿勢が、誰かの何かに役立ったら嬉しいです。それが、私にとっての「双極性障害への倍返し」になります。このブログで少しでも収益が出たら、半分は双極の活動をしている団体に寄付するつもりです。それもまた「双極性障害への倍返し」になると思うからです。

 双極性障害と診断されて絶望する人も居ると思います。現在の医療では双極性障害を治すことはできないと思っています。うまく付き合っていくしかありません。うまく付き合えるようになれば、それなりの人生を歩めます。私は平成28年5月に復職して、その後も同じ会社で正社員薬剤師を続けています。こうやって生きてこれたことも、私にとっては財産です。お金に変換することはできないけれど、それなりの収入がある私にとっては、お金に変換できない財産も貴重です。

 当事者の皆さん、「双極性障害への倍返し」、一緒にやりませんか?

Photo by Ian Turnell on Pexels.com
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投稿者: ハナ

40代双極性障害当事者女性です。冬季うつ体質です。調剤薬局薬剤師として正社員で働いています。よろしくお願いします。

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