ロスジェネは逆襲するのか

 私はドラマ「半沢直樹」が大好きで、毎週楽しみに観ています。原作は、池井戸潤さんの作品です。今回のドラマの原作の1つである「ロスジェネの逆襲」は、私のお気に入りの本の1つです。「ロスジェネの逆襲」のWikipediaは→こちら

 私自身、ロスジェネです。ロスジェネ最後の年代だと思います。私の3歳上が一番大変だったと思います。その1歳下も、大学受験は浪人生が多かったので大変だったそうです。

 菅内閣が発足しました。大臣の一覧表を観て、年齢を確認すると、ロスジェネは1人も居ません。人口多いはずなのに、なぜでしょう。それはまさに「ロス」な世代だからだと思います。何をするにも、損な時代だった気がします。30代の大臣、1人入っていますが、私個人では印象悪いです。まぁ現職の国会議員の方のレベルが低いようなので、平均よりどうかは知りませんが、私は認めてないです。お父様は良い政治家で好きでしたけど、やっぱり所詮息子、という感じがしてしまいます。同じ世襲議員でも河野太郎大臣は好きで応援しています。Twitterもフォローしています。こういう方の給料になるなら、税金払い甲斐があります。

 生まれて来る年代は、自分では選べません。生まれた後も、自分の努力でどうにもできません。人口の多い年代として生きるしかありませんでした。なんとなく邪魔扱いされていることを肌で感じつつ、成長した気がします。そりゃ自制できない子供がちょろちょろいっぱいその辺に居たら、目障りですよね。それなりに自制できる年齢になったら、受験です。人口が多ければ、自然と蹴落とし合いになります。

 その時代の当然の雰囲気みたいなものがあります。私は地方で生まれ育ちましたが、高校受験の際に、女性は男性より多く点を取らないと同じ高校に入れてもらえませんでした。中学生の私は憤慨しましたが、子供の私には何もできません。その環境で生きるしかありませんでした。

 社会人になっても、同年代は多いです。当時は結婚して子供ができたら辞めるのが当然の風潮でした。当時は子ども手当もなかったし、育児休暇制度はあったと思いますが取得しにくい社会環境だったと思います。一度、会社から退けば、代わりはいくらでも居る世代だったので、当然会社での扱いも「使い捨て」になります。それ過労死じゃないの?と思う状態で、何人かの同級生は死去しています。病死や事故死を含め、私が知っている範囲で高校の同級生は10%死去しています。9割しか生き残っていません。進学校だったので、地方でしたが東京大学にも数人進学しています。優秀な人材が既に失われています。

 ロスジェネは引きこもりも多いようです。「そりゃそうだよ」と思います。引きこもるしか選択肢がなかった人も居るだろうなと、想像できます。私は幸い、一番人口が多い年代ではなかったですし、勉強がそこそこできたので、薬剤師になることができました。国家資格なので就労に関しても恵まれている環境です。その後、双極性障害とわかりましたが、薬剤師だったから社会復帰できた、という面はあると思います。

 「ロスジェネの逆襲」という言葉を目にして思うのは、逆襲するパワーが残っているロスジェネってどのくらい居るのかな、ということです。既に40代になっていて、体力面でも落ちてきています。もはや、逆襲するパワーもありません。

 人口が一番多いということは、優秀な人材も多いということです。様々な社会情勢に巻き込まれ、その中を生きてきたので、問題意識も高いと思います。これからの日本社会を作っていく上では、貴重な人材になり得ます。

 ロスジェネ自身は、もう疲れていて、自分からは動かないでしょう。自分から動いたところで損をすることを痛感している世代でもあります。「努力は報われない」「頑張っても無駄」…そんな理不尽な世の中を生きてきた人間だと思っています。

 貴重な人材だけど、自分からは動かないので、必要としている社会の側からお願いして活躍してもらう必要があると思います。お願いされても、動かないとは思いますけどね。

 不妊治療が保険適用になるとか、仲良さそうな若いアイドルグループを観ていて、「今の若い世代は良いなぁ」と思ってしまって、ついこんなブログを書いてしまいました。

 ロスジェネで双極性障害の私は、穏やかに生きていければ、それで良いです。世の中、ごめんよ。。。

Photo by Prashant Gautam on Pexels.com
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投稿者: ハナ

40代双極性障害当事者女性です。冬季うつ体質です。調剤薬局薬剤師として正社員で働いています。よろしくお願いします。

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