今の医療費制度は妥当なのか

 私は調剤薬局で働いています。総合病院の門前薬局なので、多種多様です。複数の処方箋を取り扱い、複数の患者さんと関わり、仕事しています。

 20歳くらいの患者さんに、1月に1万円を超える自己負担金を請求しなければならないことがあり「ちょっと、これはないんじゃ…」と思ってしまうことがあります。治る病気でないことが多いので、一生払い続けることになります。もちろん今後、安い薬になったり、医療が発達したりで負担額は少なくなる可能性もあります。でも、逆の可能性もあります。それを踏まえて人生設計しますよね。身の丈にあった生活をしようとするのが、一般的だと思います。これからが人生という若者に、その額は酷な気がします。

 そもそも、その薬がその患者さんに本当に最適なのかは、薬局薬剤師の私にはわかりません。最適だと判断したからこそ処方されている、使える制度がないからその額になっていると思うしかありません。もちろん、あまりにおかしいと思ったときは、遠回しに聞いてみることもありますが、お力になれないことがほとんどです。

 病気は不可抗力です。なりたくてなってる人は居ないと思います。「患者さん自身に何の落ち度もないのにその負担金額?」と、何とか救済策がないのかなと思いつつ、仕事しています。比較するものではないのでしょうけど、グレーゾーンが一番大変な気もします。…健康が一番。

 収入のために無理をしてケガをして労災、というケースもあります。労災の場合、経緯が書かれた書面を目にすることもあるんですが、笑えない経緯であることが多いです。後遺症が残ってしまうことも多く、悲しくなります。

 最近心配になるのが、子供の過剰医療です。子供は医療費が無料のことがほとんどで、私が子供の頃は病院に行かなかったレベルで病院に来ている印象があります。私は地方で生まれ育ったロスジェネ世代なので、「病院は子供が行くところではない」と思っていました。私の両親が単に病院嫌いだったのかもしれませんが。今は、病院に行くハードルが下がっている気がします。もちろん、行くべき人が行くようになって良かったですが、たまに首を傾げるケースがあります。もちろん調剤薬局薬剤師は、表面的なことしかわかりませんから、私の思い過ごしでしょう。

 今日働いていて、この人にこの額か…と心が痛んだので、ブログにしてみました。世の中理不尽なことが多いです。誰にでも完璧な制度などあり得ませんし、時代とともに変化していきます。少しずつでいいから、より多くの人が快適に過ごせるよう改善されたら良いなと思っています。

今朝通勤中に撮影
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投稿者: ハナ

40代双極性障害当事者女性です。冬季うつ体質です。調剤薬局薬剤師として正社員で働いています。よろしくお願いします。

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